私は夕日が沈むのを見ているのが好きで、きれいな夕日の日にはよく海まで車を飛ばして見に行っていた。
特に海に沈む夕日が一番好きだ。
すべての景色がオレンジ色になって、海にも夕日が反射してキラキラと輝く。
それがとても好きだった。
それが山形に来て見られなくなった。
山形から見える夕日はいつも山へと沈んでいく。
それを見たとき、とてもショックだった。
そんな夕日を見たのは初めてだった。
確かによく考えれば、海まで遠ければ山があって見えなくなるだろう。
しかし住むまで気が付かなかった。
鶴岡や庄内地方に行けば、海も近いので見えるのだろうが、村山や新庄地方へ行けば大きな山が目の前にあって見えない。
私もその村山地方に住んでいる。
山形に行くことになり、私がどうしてもこだわりたかったころは、陽射しがよく入ること。
こだわった甲斐あり、家の窓はとても大きく、日の出から日の入りまで、太陽がずっと見える。
それが気に入ってこの家にした。
夕方になると、きれいな夕日が何にも邪魔されずに見ることができる。
調度西側にベランダがあるので、外に出て見たらとても気持ちがいい。
それなのに山に沈んでしまうとは。
こればっかりは予定外である。
だからか少し日没が早い。
最近は16:30には電気を付けないと暗くなってしまう。
最近、家の隣にどなたかが家を建てている。
しかも西方面に。
あらら、せっかくきれいな夕日が見えていたのに、完成したら見えなくなってしまう。
それがとても悲しい。
最近の家は建つのが早い。
完成したら、今までの景色と違って見えるのだろう。
今まだ見えているこの景色を目に焼き付けておこう。
しかし、こんなところに家を建てたら、何の陽当たりもないだろう。
洗濯物も乾かない。
山形の晴れの日は貴重だと言うのにいいのだろうか。
もっといい立地のところがあっただろうに。
しかも最近、周りによく家が建ち始めている。人気エリアなのだろうか。
もっと山形にたくさん家を建て、山形を活性化して賑やかになってほしい。